どうなる日本のことば――方言と共通語のゆくえ
佐藤和之・米田正人(編著)(1999)『どうなる日本のことば――方言と共通語のゆくえ』(ドルフィン・ブックス),大修館書店.
本書は、高校生から70代までの日本の各地で生まれ育った2800名の協力を得て、ある特定の都市や人々に偏らない、方言や標準語についての現状を明らかにしたものです。言語意識や言語行動を通して得られた、日本人の方言や標準語に対する意見や将来の自分たちのことばへの希望が示されています。方言のなくならない理由や相手や場所の違いによることばの使い分け行動、地域ごとの方言や標準語に対する距離の取り方の違い、そしてまたそうなった理由、将来の地域語への意見、ことば教育に対する学校への希望といった、さまざまなメッセージが含まれています。(内容紹介より)
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