「少女」文化研究会編(2009)
『「少女」文化の友』(『「せうぢょ」ぶんかのとも』)
年報「少女」文化研究、2010年第4号
本号の特集は「変身?変身!」。
【引用】
よく、「女性は少女から女へ、妻へ、母へと変身する」などと言われるが、結婚や出産等々によってその女性本人は何か変わるのだろうか。変わるのは、ただ周囲との関係性ではないのか。
(東園子「もう一つの変身方法―パリの蝋人形館で「変身」してみるの記」、本誌p.48)
関係する女 所有する男
斎藤 環 (著)
単行本: 256ページ
出版社: 講談社 (2004/01)
ISBN-10: 4062880083
ISBN-13: 978-4062880084
発売日: 2009/9/17
【目次】
第一章 「ジェンダー・センシティブ」とは何か
第二章 男女格差本はなぜトンデモ化するのか
第三章 すべての結婚はなぜ不幸なのか
第四章 食べ過ぎる女、ひきこもる男
第五章 「おたく」のジェンダー格差
第六章 男と女の「愛のかたち」
終章 「ジェンダー」の精神分析
おわりに
主要参考文献
西田谷 洋・浜田 秀・日高佳紀・日比嘉高(2010)『認知物語論キーワード』、IZUMI BOOKS18、和泉書院
【目次】
日比嘉高「はじめに」pp.1-4
日比嘉高「認知物語論の可能性―文学研究から見た―」 pp.7-15
浜田 秀「認知物語論の可能性―言語研究から見た―」 pp.16-24
浜田 秀「メタファー」 pp.25-31
日高佳紀「図と地」pp.32-39
西田谷 洋「ダイクシス」 pp.40-46
浜田 秀「話法」 pp.47-54
日高佳紀「視点」pp.55-62
西田谷 洋「語り」 pp.63-70
日比嘉高「タイトル」 pp.71-78
日比嘉高「主題」pp.79-86
浜田 秀「ジャンル」 pp.87-94
西田谷 洋「〈ブックガイド〉認知物語論のいま」 pp.95-102
日高佳紀「おわりに」pp.103-104
[参考資料]梶井基次郎「桜の樹の下には」(全文)pp.108(右開1)-105(右開4)
コミュニケーションの自然誌 (京都大学人文科学研究所研究報告)
谷 泰 (編集)
単行本: 499ページ
出版社: 新曜社 (1997/03)
ISBN-10: 478850586X
ISBN-13: 978-4788505865
発売日: 1997/03
商品の寸法: 21.4 x 15.4 x 4.4 cm
目次
1 コミュニケーション理論の余白に(伝達・対話・会話―コミュニケーションのメタ自然誌へむけて
情報・規則性・コミュニケーション―シャノンとベイトソンの対比を手がかりに ほか)
2 会話のつらなりのなかへ(だれそれはしかじかであることを知らない―会話における異化経験と関与
終助詞の局所的情報処理機能 ほか)
3 語り手はどこにいるのか(ユニゾンにおける伝達と交感―会話における「著作権」の記述をめざして
アイロニーとコミュニケーション・チャネル ほか)
4 見える相手・見えない相手(関係と交渉のプラグマティックス
相互行為における「打ち切りのストラテジー」 ほか)
(あまり)
「豹変する心」の現象学―精神科臨床の現場から
大饗 広之 (著)
単行本: 244ページ
出版社: 勁草書房 (2009/9/25)
ISBN-10: 4326298952
ISBN-13: 978-4326298952
発売日: 2009/9/25
商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 1.8 cm
【目次】
はしがき
第一章 心、このみえないもの
1 若者たちの風景
2 心、そして/あるいは「私」
第二章 豹変する心
1 恐るべき事件
2 ふつうと異常のあいだ
3 疾患は犯行を説明しない
4 それは予兆かもしれない
第三章 カオスの反転模様
1 三つの体験領域
2 アソビからカオスへ
3 反転としてのカオス
4 カオスの極北、裏返された世界
5 カオスはすぐそこにある
第四章 「内なる他者」の反乱
1 「豹変する心」に悩む人たち
2 手がかりとしての「解離」
3 理念型としての「ジキルとハイド」
4 現代のジキルたち
5 解離は危険なメカニズムなのか?
6 「物語の屈曲」から「人格の解離」へ
7 フライングする解離
第五章 精神科のカルテより
1 「臨床等価例」の多様性
2 代表症例
補遺 攻撃に向かう要因──一般青年の調査から
第六章 時代背景と精神疾患
1 理論によるバイアス
2 三つの体験領域と精神疾患
3 変容する疾患図式
4 秩序の崩壊と反転のはじまり
第七章 疾患概念を再考する
1 アノレキシア──垂直方向への上昇
2 PTSD──水平方向へのスライド
3 人格の解離──多元化する主体
4 アスペルガー──中心の喪失
5 現実感喪失──希薄化したリアリティー
第八章 自明性なき時代
1 「中心の喪失」から「世界の多元化」へ
2 「物語の解体」から「自己の多元化」へ
3 「正しさ」への懐疑
第九章 科学主義という幻想
1 科学的思考の罠
2 アスペルガーのような世界
終 章 「心の豹変」から「漂流する心」へ
あとがき
索 引
(あまり)
落語の話術―落語の言語学シリーズ3 (平凡社選書)
野村 雅昭 (著)
単行本: 318ページ
出版社: 平凡社 (2000/02)
ISBN-10: 458284202X
ISBN-13: 978-4582842029
発売日: 2000/02
商品の寸法: 19 x 13 x 2.6 cm
【目次】
第1章 間(間の美意識
発話とポーズ ほか)
第2章 クリカエシ(表現技術としてのクリカエシ
主導権をもつクリカエシ ほか)
第3章 展開(展開のレトリック
列挙 ほか)
断章 シグサ
第4章 誇張(落語と誇張表現
比喩~誇張~ウソ―「寝床」の分析 ほか)
第5章 トリチガエ(トリチガエのタイプ
意図的なトリチガエ ほか)
(あまり)
アニメーションとライフサイクルの心理学
(ビジュアル文化シリーズ)
横田 正夫 (著)
単行本: 275ページ
出版社: 臨川書店 (2008/04)
ISBN-10: 4653040222
ISBN-13: 978-4653040224
発売日: 2008/04
商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm
【目次】
第1章 アニメーションの心理学(アニメーションと心理学との出会い
映画技法の心理学的な解明の試み ほか)
第2章 イジー・トルンカのアニメーション(イジー・トルンカとは
トルンカの人形 ほか)
第3章 川本喜八郎の「犬儒戯画」と「死者の書」(若き日々
トルンカ作品の紹介 ほか)
第4章 「ゲゲゲの鬼太郎」のライフサイクル(タイプ2のアニメーション
マンガ版「ゲゲゲの鬼太郎」 ほか)
第5章 終わりに
(あまり)
最近のコメント