佐藤かつら
『歌舞伎の幕末・明治 小芝居の時代』
2010年4月、ペリカン社
幕末・明治期の歌舞伎を「小芝居」の観点からあらためて問い直し、その具体像を新たに描き出す。
【目次】
第一章 江戸から明治への小芝居
第一節 幕末江戸の宮地芝居―湯島天神社内の芝居を中心に
第二節 宮地芝居のゆくえ―芝神明社内の芝居を中心に
第三節 幕末の小芝居
第二章 明治の行政と小芝居
第一節 明治前期の小芝居
第二節 明治二十年前後の小芝居
第三節 小芝居の劇場昇格をめぐって
第三章 明治期新興劇場の興行
第一節 中島座の芝居
第二節 喜昇座から久松座へ
第三節 「児雷也後編譚話」をめぐって―明治期の規制への反応
第四章 明治の文芸と歌舞伎
第一節 明治初期における新聞と歌舞伎―「保護喜視当活字」を中心に
第二節 錦絵新聞と歌舞伎
第三節 大阪の散切物「早教訓開化節用」をめぐって
第四節 三遊亭円朝「欧州小説 黄薔薇」の劇化をめぐって
第五節 松平外記の刃傷をめぐって
資料Ⅰ 「東京府内俳優人名書上」翻刻
資料Ⅱ 関連略年表
資料Ⅲ 小芝居興行記録参考資料
『交錯するアート・メディア』(CROSSING ARTS and MEDIA)
大阪大学グローバルCOEプログラム
コンフリクトの人文学国際研究教育拠点
2007-2009年度報告書
発行年:2010
発 行:大阪大学グローバルCOEプログラム
コンフリクトの人文学国際研究教育拠点
【目次】
はじめに
1 更新される文化的アイデンティティ
2 芸術の編成/変成
3 表象される〈周縁〉
本書には、以下のような論文が収められていました。
奥中康人「人吉藩鼓笛隊の近代史と復元の問題」
グローバリゼーションによって生まれ、ローカライゼーションによって生き残った音楽
pp.012-025
佐々木茂人「マイノリティ文学の創出と言語」
チェコ・スロバキアのロマ文学をめぐって
pp.114-120
齋藤 桂「他社の音楽と暴力」
映画『アバター』と架空の民族性について
pp.128-135
赤尾光春「東西ヨーロッパにおける「ユダヤ人信仰」の痕跡を辿る」
トラフテンベルク『悪魔とユダヤ人』(1943)とアンスキー「文化の相互影響」(1923)を
めぐって
pp.136-150
執筆者の方からいただきました。
岡田浩樹・定延利之編
『可能性としての文化情報リテラシー』ひつじ書房、2001
序
第1部 マルチメディアとフィールドワーク
第2部 マルチメディアとコミュニケーション研究
第3部 文化情報を読み解くということ
第4部 自然科学から文化研究へ
モクタリ明子・ニック=キャンベル「人物像に応じた個人内音声バリエーション」pp.139-156
など役割語に関連ある論文も収められています。
「少女」文化研究会編(2009)
『「少女」文化の友』(『「せうぢょ」ぶんかのとも』)
年報「少女」文化研究、2010年第4号
本号の特集は「変身?変身!」。
【引用】
よく、「女性は少女から女へ、妻へ、母へと変身する」などと言われるが、結婚や出産等々によってその女性本人は何か変わるのだろうか。変わるのは、ただ周囲との関係性ではないのか。
(東園子「もう一つの変身方法―パリの蝋人形館で「変身」してみるの記」、本誌p.48)
落語の話術―落語の言語学シリーズ3 (平凡社選書)
野村 雅昭 (著)
単行本: 318ページ
出版社: 平凡社 (2000/02)
ISBN-10: 458284202X
ISBN-13: 978-4582842029
発売日: 2000/02
商品の寸法: 19 x 13 x 2.6 cm
【目次】
第1章 間(間の美意識
発話とポーズ ほか)
第2章 クリカエシ(表現技術としてのクリカエシ
主導権をもつクリカエシ ほか)
第3章 展開(展開のレトリック
列挙 ほか)
断章 シグサ
第4章 誇張(落語と誇張表現
比喩~誇張~ウソ―「寝床」の分析 ほか)
第5章 トリチガエ(トリチガエのタイプ
意図的なトリチガエ ほか)
(あまり)
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